留学生のリアルな生活費 in オーストラリア・パース

今回は、現地にいる留学生にインタビューを行い、留学生活のリアルな様子をお届けします。特に多くの方から「1ヶ月間の生活費はどれくらいかかるのか？」という質問をいただいており、円安による物価高の影響も大きいですよね。

現地の学生にインタビューをした結果、授業料を除いた生活費についてお伝えします。皆さん、特にお金の使い道についてリアルな情報をお聞きしました。

現在、2025年2月にオーストラリアのパースに留学中の方へのインタビュー内容です。滞在2ヶ月目で、ホームステイをしており、ホストファミリーとの条件は個室利用の朝夕2食付きというスタンダードなものです。

パースは人口289万人を誇るオーストラリア第4の都市です。よく「田舎？」と聞かれることもありますが、実際は周囲に手付かずの大自然が広がりつつも、非常に住みやすく、留学には理想的な都市です。年間を通して寒暖差が少なく、夏の今は特に暑く、40℃を超える日もありますが、気温は高いものの、南半球の夏を満喫できます。

治安も比較的良く、海もすぐそばにあり、リラックスして楽しい留学生活を送っているとインタビューした学生さんは言っていました。

家賃・食費

まず、家賃についてですが、先ほど述べたようにホームステイでは個室と朝夕の食事付きの条件で滞在しています。オーストラリアではバーベキューも頻繁に行われ、これは国民的に愛されている習慣のようです。
具体的な費用ですが、1週間で36,000円、1日で約5,100円ほどです。ホテルに宿泊するよりもお得かもしれません。1ヶ月のホームステイ滞在費は約144,000円になります。

お昼ご飯については、ちょっと驚くかもしれませんが、1回あたり約1,500円、日本円に換算すると1ヶ月で約75,000円かかります。ランチは学校の近くのテイクアウト専門店で購入することが多いようです。毎日テイクアウトする人もいれば、自分で作って持参する人もいます。例えば、スープなどは日本から持参している人もいるそうです。こういった工夫で、ある程度の節約が可能です。毎日テイクアウトするのは大変なので、状況に応じて柔軟に対応しながら生活しているとのことです。

交通費

交通費についてもよく質問を受けます。西オーストラリアのパースでは月額の定期券はなく、チャージ式のICカードが利用されています。名古屋で言うところの「マナカ」みたいなものです。
滞在先のホストファミリーの住所によって交通費は異なりますが、1ヶ月の平均交通費は約15,000円です。ICカードを利用することで、効率的に移動ができますし、移動距離に応じて料金も異なります。学校の方にホストファミリーのリクエストを出す際に、交通費の節約方法を相談することも可能です。

異文化交流のためにも、現地のカフェやレストランに行くことも大切です。カフェは1回あたり約860円、外食は1回あたり約5,000円です。ファーストフードのチェーン店は少し割安ですが、大体このくらいの費用がかかります。なお、パースのカフェは夕方4時頃に閉まるところが多いため、早めに行くことをおすすめします。授業後に勉強したり、リラックスする場所として利用してみてはいかがでしょうか？

まとめ

家賃は14万4000円で、昼食や交通費、カフェや外食などを含めた1ヶ月の総額は大体17万5000円程度です。主にホームステイの費用がかかりますが、他にも様々な費用がかかります。これは西オーストラリア、パースでの例ですので、ご参考までに。

もっと都会、例えばシドニーやメルボルンではもう少し割高になる可能性が高いです。しかし、これを一つの目安として捉えていただければと思います。
世界各地には多くの留学先があり、今回の情報はオーストラリアのパースについてのものです。次回は、他の都市での生活費サンプルもお届けしたいと思いますので、ぜひお楽しみに。