2カ国で完成させる「新・長期留学モデル」とその費用について
この記事を書いた人
鰐部
今回は、2カ国で完成させる新しい長期留学モデルについて、特に「具体的な料金感」を中心にお話しします。
これまで当社では、「2カ国留学という選択肢」をテーマに、いくつかの特集を行ってきました。
以前は、1年間でご相談される方は数名程度でしたが、近年はこの留学パターンを希望される方が明らかに増えています。
その背景にあるのが、
- 世界的な物価上昇
- 急速に進む円安傾向
です。「できるだけ予算内で、でも中身の濃い留学を実現したい」そんな切実な思いからご相談をいただくケースがとても増えました。
実はこの2カ国留学モデルは、私自身が自分の娘にも勧め、実際に成功した経験のある方法でもあります。
だからこそ、コストを抑えつつ、学習効果の高い留学を目指す方には、ぜひ知っていただきたい選択肢だと考えています。
留学費用が高騰している理由
現在、留学費用は世界的に見ても非常に厳しい状況です。特に欧米諸国、なかでもアメリカは、
- 現地物価そのものの高騰
- 円安の影響が重なっている
という状況で、これは個人ではどうにもコントロールできない要因です。
「円高になれば……」という希望はあるものの、現実的にはすぐに状況が好転する兆しは見えません。
だからこそ、発想を変えて“コストダウンできる留学設計”を考えることが重要になってきます。
コストを抑えるなら「アジアスタート」という選択
留学費用を抑える方法として、私が強くおすすめしているのが、アジア諸国から留学をスタートする戦略です。
コロナ前までは「英語研修=フィリピン(セブ島)」というイメージが強く、実際に多くの方をご案内してきました。しかし、コロナ禍以降は状況が大きく変わっています。
現在では、「東南アジアでの英語留学=フィリピンが最安」という認識は、正直なところ過去の話になりつつあります。
今、注目すべきはマレーシア
現在の費用対効果という観点で見ると、マレーシアでの英語研修に注目すべきタイミングだと考えています。
- 学費・生活費のバランス
- 英語環境の充実度
- 次の欧米留学へのスムーズなステップ
こうした点を総合的に考えると、2カ国留学の最初の国として非常に相性が良い国です。


具体例で見る「1カ国留学」と「2カ国留学」の費用比較
では、実際にどれくらい費用差が出るのか、具体的なモデルケースでご説明します。
ケース① オーストラリア・ブリスベンに9カ月間留学した場合
まずは、比較対象として一般的なプランです。
オーストラリア・ブリスベンで、午前・午後ともに授業を受けるフルタイム(インテンシブ)コースに9カ月間留学した場合を想定します。
- 期間:9カ月(36週間)
- 授業料:約200万円弱(現在の為替レート換算)
- 滞在:ホームステイ(1人部屋・1日2食付き)
- ※航空券、海外保険、学生ビザ申請費用は別
授業料+滞在費用を合計すると、
約356万円 となります。
正直なところ、9カ月留学としては「標準的」ですが、決して安い金額ではありません。


ケース② マレーシア+オーストラリアの2カ国留学の場合
次に、最初にマレーシアで学び、その後オーストラリアへ進む2カ国留学モデルです。
ステップ① マレーシア・クアラルンプール(3カ月)
- 期間:12週間(約3カ月)
- コース:フルタイム英語研修
- 滞在:学校が管理する学生レジデンス
(※ホームステイはなし/食事なし)
このレジデンスは、実際に私自身も宿泊したことがありますが、生活面・安全面ともに問題なく、学校まで徒歩圏内。
交通費もほぼかかりません。
▶ 授業料+滞在費用合計:
55万6,380円
ステップ② オーストラリア・ブリスベン(6カ月)
- 期間:6カ月
- フルタイム授業
- 滞在:ホームステイ
- 授業料+滞在費用:約237万円
▶ 2カ国留学の総額は?
- マレーシア(3カ月):約55.6万円
- オーストラリア(6カ月):約237万円
合計:約293万円
つまり、
1カ国(ブリスベン9カ月):約356万円
2カ国留学(KL+ブリスベン):約293万円
約63万円のコスト削減が可能になります。
よくいただくご質問のひとつに、「マレーシアでの3カ月間は食事代が含まれていませんよね?」という声があります。
確かに、学校が手配する学生レジデンスでは食事は付きません。
ただし、マレーシアの物価は日本と比べてかなり低く、朝・昼・晩すべて外食した場合でも、食費が高額になることはほとんどありません。
仮に食事代を考慮したとしても、全体の留学費用を見れば十分にコストダウンが可能であることは、先ほどの費用比較からも明らかです。
2カ国留学の価値は「安さ」だけではありません
この2カ国留学モデルは、もともと留学費用を抑えるための方法としてご提案してきました。
しかし、実際にはそれ以上に大きな価値があると考えています。
マレーシアを最初の留学先にすることで、
- トータル費用を抑えられる
- 英語学習のスタートを無理のない環境で切れる
まず、この2点は大きなメリットです。
しかし、それだけではありません。
マレーシアで「国際感覚」と「自信」を身につける
マレーシアは、非常にグローバルで多民族な国です。
マレー系・中華系・インド系など、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が共存しており、日常生活の中で自然と国際感覚が養われます。
また、マレーシアは英語を実質的な第二言語として使っている国でもあり、アジアの中でも英語教育への意識が非常に高い国です。
そんな環境で、日本人として英語を学ぶことで、
- 異文化環境に慣れる
- 英語で生活することへの抵抗をなくす
- 「英語が通じた」という成功体験を積む
この最初の3カ月間で自信をつけることが、その後の留学を大きく左右します。


2カ国目で「本番」を迎えるストーリー
そして、その土台を作ったうえで、オーストラリア・ブリスベンへ。
マレーシアでの12週間を経てからの6カ月間は、単なる延長ではなく、次のステージ=本番です。
- 基礎ができた状態での英語学習
- より高いレベルの授業内容
- 英語だけの環境でも臆せず挑戦できるメンタル
トータル9カ月という期間の中で、
「準備 → 成長 → 飛躍」というストーリー性のある留学が実現します。
コスト以上に、得られるものが大きい留学へ
2カ国留学は、「とにかく安く行くための留学」ではありません。
- 費用を賢く抑えながら
- 英語力と国際感覚を段階的に伸ばし
- 自信を持って次のステージへ進む
その結果として、得られる経験と成長の幅は、1カ国留学以上になることも珍しくありません。
留学費用のコストダウンはもちろんですが、それ以上に「中身の濃い留学」を実現したい方にこそ、ぜひ知っていただきたいモデルです。
今回ご紹介した内容よりも、さらに詳しい料金シミュレーションや条件別のご案内も可能です。
ご希望の期間や留学先、ご予算に応じて個別にご提案いたしますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。留学計画の参考としていただければ幸いです。
2ヶ国留学についての動画をまとめましたので、是非ご覧ください。