2024年05月31日 スタッフブログ

カナダ現地高校留学

留学担当 鰐部

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留学担当 鰐部

  • カナダ留学
  • 高校生留学

これからカナダの現地高校に留学したいという目標を持つ方々へ、有益な情報を提供したいと思います。語学学校ではなく、現地の高校で学びたいという希望をお持ちの方にとって、この情報がお役に立てれば幸いです。

なぜカナダ?

治安・安全性

治安と安全性は、海外旅行や語学研修、そして現地の高校への留学を考えている方々にとって、最も重要な決定要素の一つですね。特に、留学を考えている方々は、安全な環境で学びたいという願望から、犯罪率が低く、国民性が穏やかな国を選ぶことを重視します。

高い教育水準

カナダは、国際的な学力調査PISAで高い順位を獲得している国の1つであることから分かるように、世界的にも非常に高い教育水準です。

多様性を尊重する

カナダは多様性を尊重する国であり、移民の国でもあります。そのため、さまざまなルーツを持つ人々が集まり、カナダという国を形成しています。

広大な大自然

カナダは国土面積が世界第2位ということから、その広大な土地には未だに手付かずの大自然がたくさん残されています。

エリアについて

カナダにはバンクーバーやトロント、カルガリーやビクトリアなど、多くの有名な都市があります。しかし、私たちはこれらの大都市や有名な地域ではなく、いわゆる「スモールタウン」、つまり都市から少し離れた郊外の町での留学をお勧めしています。
スモールタウンでの留学は、以下のような利点があります。

  • グローバルな視野 都市部とは異なる視点から世界を見ることができ、より広い視野を持つことができます。
  • 問題解決能力 地元のコミュニティは非常に強固で、問題解決能力を高める機会があります。
  • コミュニケーション能力 大都市では、特定の国からの留学生が多い傾向がありますが、スモールタウンでは地元の学生と混ざって学ぶことができ、多様な視点を持つことができます。
  • 自主性 地元の学生とのディスカッションや学校活動に参加することで、コミュニケーション能力や自主性が高まる可能性があります。

これらの理由から、スモールタウンでの留学は非常に有益であると考えています。都会の喧騒から離れ、新たな視点を持つことで、留学生活がより充実したものになるでしょう。このようなスモールタウン留学を通じて、留学生は自身の能力を高め、新たな視野を開くことができます。

高校について

私たちJSTでは、公立高校に留学する方々を主にサポートさせていただいています。

公立校・カトリック系公立校

  • 1クラスあたりの平均25名ほど
  • 提供される科目の幅が広い
  • 柔軟な留学期間

私立学校

  • カナダ人学生で私立学校に通うのは5%以下
  • 1クラスあたり10~20名
  • 有名大学進学の為に構成されたカリキュラム(進学率目標100%)

年齢と学年について

日本では高校は1年生、2年生、3年生という形で分けられますが、カナダでは年齢に応じて「グレード」という学年が設定されています。中学を卒業してからカナダの高校に行きたいと考える日本人留学生の多くは、15歳から16歳の間に中学を卒業します。これはカナダの高校1年生に相当する「グレード10」に該当します。
しかし、同じ学年のカナダ人生徒と一緒にスタートしたいと考える留学生の中には、「グレード11」からスタートしたいと考える方もいます。ただし、その場合、ついていくのが大変なため、「グレード10」からスタートする留学生が多いです。つまり、日本の学年より1つ下の学年からスタートすると考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、カナダの高校では年齢を重視しすぎるのは適切ではありません。それは、カナダの高校では「グレード」や「年齢」だけでなく、提出する成績証明書なども考慮に入れて、最終的な決定がなされるからです。そのため、大体は1つ下の「グレード10」からスタートするパターンが多いです。
また、州によってはグレードの分け方が微妙に異なることもあります。そのため、興味を持たれた方は、お問い合わせください。そして、自身の成績や日本の中学での成績などを基に判断してもらうのが最善の方法だと思います。

年齢学年(グレード)カナダ日本
13~14歳8年生 (Grade 8)Secondary School
or High School
中学校
14~15歳9年生 (Grade 9)
15~16歳10年生 (Grade 10)高校
16~17歳11年生 (Grade 11)
17~18歳12年生 (Grade 12)
※ プリティッシュコロンビア州・バンクーバーの場合の一例
※ 州・市・学区・学校によっても分け方や名称が異なる

学期について

カナダでの留学開始時期は、日本とは異なり、主に9月からとなります。具体的には、8月の終わりから集まって説明会が開かれ、9月から新学期が始まるのが一般的です。また、カナダの学校は2学期制で、9月から始まった1学期は大体1月に終わり、その後すぐに2学期が始まります。
日本の中学校を卒業した後、すぐに4月からカナダの高校に行くのではなく、少し時間を置いてからスタートするのが一般的です。その間に自己鍛錬や英語の勉強をしたり、早めにカナダに行って語学学校で語学研修をしたりすることもあります。そして、8月の終わりにカナダに渡航し、9月から新学期をスタートする流れが多いです。
また、7月と8月の2ヶ月間は夏休みとなります。厳密に言うと、6月の後半から夏休みが始まります。この期間中にサマースクールに参加するケースもあります。さらに、春休みや冬休みも学校によっては数週間あることもあります。
学校によっては3学期制のところもあり、途中から留学を開始したい方はご相談いただければと思います。しかし、一般的には9月から、または2月からのスタートがおすすめです。特に、8月の終わり、つまり9月からのスタートは流れ的に良いと考えられます。

年間スケジュール

カナダの学校では、年間スケジュールが特定のサイクルで進行します。具体的には、1月にセメスター(半期)が終了し、新たな学期が4月頃から始まります。そして、9月の留学の申し込み締め切りが始まるため、9月から留学を希望する方は、早ければその年の1月から2月、遅くとも3月から計画を開始しなければなりません。
新学期は9月からスタートし、10月、11月、12月を通じて、そして翌年の1月にセメスターが終了します。このようなサイクルでカナダの学校は運営されています。

科目について

留学生のための英語補講クラスや英語サポートを提供する学科がある高校を選ぶことは、留学生の成功にとって非常に重要です。最初のうちは、英語研修を受けつつ、自分のレベルに応じて一般科目も学ぶという形になります。そのため、留学生をしっかりとサポートしてくれる英語サポートがある高校を選ぶことが最も重要です。これにより、留学生は自分の英語力を向上させつつ、一般科目も学ぶことができます。これが、留学生が成功するための一つの鍵となります

一般科目英語、コンピューター、数学(代数、計算法)、テクニカル・グラフィックス、機械工学、歴史&地理、音楽、ビジネススタディー、家庭経済、ファイン・アート、演劇、社会学、化学(物理・科学・生物)、法律、体育・保健、フランス語
学校によって履修可ドイツ語、スペイン語、ラテン語、ESL(英語)
※ 各楽器に最低3科目、最高5科目まで、年間で最大10科目を履修することができます。
コンピュータの授業

滞在先について

カナダでの滞在方法として、ほとんどの留学生がホームステイを選択しています。学校が管理するホストファミリーの家で生活し、未成年の留学生に対しては保護者としての役割を果たします。ホームステイは、さまざまな家族構成や通学距離など、多様な環境での生活を経験することができます。
カナダ滞在中は、個室を利用して下宿し、食事も提供されます。カナダ人と一緒に生活することで、英語力を確実に向上させることができます。したがって、ホームステイ=下宿であり、カナダ滞在中の主流な滞在方法となっています。

サポート内容

  • 到着/帰国の際の往復送迎手配
  • 学校訪問&生徒にインタビュー
  • 学校カウンセラーとの定期的な連絡
  • ホストファミリーに対してのモニタリング
  • 成績表の取り寄せ/発送
  • 24時間体制の緊急サポート
  • 電話/メールでの日本語サポート
  • 長期休暇中の語学学校/家庭教師の手配
  • ガーディアン(後見人)証明書の発行

これらのサポート体制を通じて、留学生の皆さんが安心して留学生活を送ることができるようサポート致します。また、JSTでは、留学生の皆さんがしっかりと勉強に取り組むことを期待していますので、出席率が極端に低い場合などは、注意を促すこともあります。

このような情報を踏まえて、最適なカナダの高校留学計画を立てていただければと思います。是非、JSTにご相談ください。

動画でも案内していますので、是非ご覧ください。

留学担当 鰐部

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