2ヶ国で完成させる長期留学の新しいモデル
この記事を書いた人
鰐部
最近、長期留学に関するご相談がとても増えています。
特に、夏〜秋の出発で9か月〜1年ほど海外に滞在したいというお問い合わせが多く、「できるだけ費用を抑えたい」というご希望もよくいただきます。
現在は円安の影響もあり、どの国へ行く場合でもどうしても費用差が出やすい状況です。
そうした中で注目されているのが、“2カ国留学”という新しい長期留学モデルです。
これは、
1つの国だけで長期間滞在するのではなく、2つの国を組み合わせて留学を完成させるというスタイルです。
■ 長期留学は“1カ国だけ”ではない
これまで長期留学といえば、ひとつの国で学び続ける「1カ国完結型」が一般的でした。
しかし実際には、長期留学にはさまざまな課題がつきまとい、思うように成果が出ないケースも少なくありません。
そこで今注目されているのが、「2つの国を段階的に組み合わせて学ぶ“2カ国留学モデル」です。
無理なく英語力を高めながら、費用・生活・メンタル面の負担を抑えられる新しい留学スタイルとして、多くの方に選ばれています。
■ 長期留学でよくある課題
① 最初の2〜3か月は慣れるだけで終わってしまう
語学、食生活、文化、生活習慣など、新しい環境への適応には時間がかかります。
結果として、英語力が伸び始める前に数か月が経過してしまうということが多くあります。
② 英語初心者のまま欧米圏へ行くと伸び悩みやすい
いきなりネイティブ圏に飛び込むと、
・速い英語についていけない
・独特の言い回しが理解しにくい
・国ごとのアクセントが聞き取りづらい
といった“言語の壁”にぶつかり、伸び悩むことがあります。
③ 生活費が高く、途中で予算が苦しくなる
物価の高い国へ最初から長期滞在すると、生活コストの負担が大きく学習に集中しにくいケースが増えます。
特に円安の今は、より慎重な費用設計が求められます。
④ カルチャーショックでメンタルが不安定に
文化や価値観の差が大きいと、孤独感やストレスが積み重なり、メンタルが落ち込んでしまうことも。
初めての長期海外生活では誰にでも起こり得る課題です。
■ まずは“基礎体力”をつくるために
長期留学を成功させるためには、最初の数か月で英語の基礎体力(語学の土台をしっかり築くことがとても重要です。
その最初のステップとして、私がおすすめしているのが マレーシア・クアラルンプール です。
物価・治安・学習環境・多国籍な文化など、語学初心者でも安心してスタートしやすい条件が揃っており、「まずは英語に慣れて、しっかり基礎を固める」という段階に最適な環境といえます。
実際、私自身が初めて留学した当時、こうした“2カ国で段階的に進める方法”を知っていれば、確実に選んでいたと思うほどです。それほど、学習効率・費用・メンタル面のバランスが良いスタイルなのです。
なぜ最初の留学先に“マレーシア・クアラルンプール”なのか?
2カ国留学の1カ国目として、私が最も自信をもっておすすめしているのが
マレーシア・クアラルンプール です。
これは「費用が安いから」という理由だけではありません。
長期留学を成功させるために必要な 英語力・生活環境・国際感覚 のすべてにおいて、クアラルンプールは非常に優れたスタート地点になるからです。


■ マレーシアをおすすめする3つの理由
① 英語を“安全に・着実に”伸ばせる環境
マレーシアは治安が比較的良く、規律のある都市環境が整っています。
さらに、多民族国家であるため、英語が 共通語として広く使われています。
- ネイティブ圏より聞き取りやすい英語
- 初心者でも安心して会話できる環境
- 生活の中で自然に英語を使う機会が多い
「いきなりネイティブ圏に行くのは不安」という方にとって、最初のステップに最適です。
② 生活コスト・授業料を大幅に抑えられる
マレーシアは 食費・滞在費・授業料 といった主要コストが総じて低く、クオリティを落とさずに留学費用を抑えることができます。
- 外食や生活用品が日本より安い
- 滞在費も欧米の半額前後
- 語学学校の質は高く、コストパフォーマンスが良い
これは円安の現在、特に大きなメリットになります。
③ 多民族国家ならではの“国際感覚”が身につく
マレーシアは
- マレー系
- 中華系
- インド系
を中心に、さまざまな民族が共存する国です。
日常的に違う文化や価値観に触れることで、多様性への理解や国際的な視野が自然と養われます。
■ マレーシアで基礎を固めた後は、実践の舞台・オーストラリアへ
2カ国留学の後半は、マレーシアで身につけた英語の基礎力を土台に、
英語が母国語として使われている国で一気に実践力を伸ばすステップ へ進みます。
その代表的な行き先として、私がおすすめしているのが オーストラリア です。
(カナダやイギリスを選ぶことも可能ですが、ここではオーストラリアを例にご紹介します)


■ オーストラリア留学のメリット
① “英語の本場”で実践力を鍛えられる
オーストラリアは英語が母国語。日常生活からアルバイト、授業まで、常に英語が飛び交う環境です。
マレーシアで築いた基礎力をもとに、リアルな英語に触れながら一気に実践的なコミュニケーション力を伸ばせます。
② クアラルンプールから直行便でスムーズに移動
マレーシアからオーストラリアへは、クアラルンプール発の直行便が多数あり、非常に移動しやすいのが特徴です。
- 日本へ一度帰国する必要がない
- 移動時間が短い
- コストも大幅に節約できる
“海外 → 海外” の移動が非常にスムーズ なのは、2カ国留学の大きな利点です。
③ 将来の進学や専門留学への選択肢が広がる
オーストラリアは教育水準が高く、進学の選択肢が豊富です。
- 大学進学
- 専門学校(TAFE、ポリテクニック)
- 医療・看護・ホスピタリティなどの職業資格
- 英語コースからのステップアップ
など、多様な道が開かれています。
英語をベースに「さらに学びを深めたい」という方にとって、長期的なキャリア形成がしやすい国 と言えます。
1カ国完結型と2カ国型の違い
■ 1カ国完結型の特徴
● 前半は「慣れる期間」で終わりがち
渡航して最初の2〜3か月は生活、文化、言葉のすべてに適応する期間になります。
そのため、ようやく英語が伸び始める頃には留学後半に差しかかっているというケースも多く見られます。
● 伸び始めた頃に帰国が近づく
環境に慣れて、英語が「もっと伸びそう!」と思ったタイミングで帰国が近づくため、「もう少し勉強しておけばよかった…」という声も少なくありません。
■ 2カ国型(段階的留学)の特徴
● 1カ国目で基礎をつくり、2カ国目で最大成長期を迎える
例:
- 1カ国目(マレーシア):生活に適応しながら英語の基礎力を確実に強化
- 2カ国目(オーストラリア):基礎がある状態で実践英語の環境へ。吸収スピードが一気に加速
この流れにより、最も伸びる時期(最大成長期)を留学後半に持っていけるメリットがあります。
● コスト削減だけが目的ではない
2カ国留学は費用を抑えるだけのプランではありません。基礎 → 実践 という“ステップ設計”をすることで、
- 成長が途切れず続く
- 達成感が得られやすい
- 英語力の伸びを自分で実感しやすい
といった心理的なメリットも非常に大きいモデルです。
まとめ
① 段階的に成長できる「設計型留学」
まず1カ国目で英語の基礎体力をつくり、次に2カ国目で実践的な英語環境に挑戦することで、自然なステップアップを実現できます。
- 基礎 → 応用 → 実践へとスムーズに進める
- 英語力が安定しやすく、自信がつく
- 無理なく「伸びる体質」をつくれる
留学を“助走 → 本番”という流れで体感できるのが、最大の強みです。
② 挫折リスクを下げ、自信を積み上げられる
1カ国目(例:マレーシア)は文化的・気候的なハードルが低く、生活にも適応しやすい環境です。
そのため、
- ホームシックの軽減
- 「話せない」ストレスの緩和
- 気候的なギャップの少なさ
など、最初につまずきやすいポイントを回避できます。
日々の小さな成功体験が重なり、「今日も話せた」「少し聞き取れるようになった」といった“成功の積み上げ”が可能になります。これは長期留学では非常に大きな意味を持ちます。
③ 費用対効果を最大化できる
2カ国留学は費用削減を目的としたプランではありませんが、結果として 最もコストパフォーマンスが良い 留学となります。
- 生活費の低い国で基礎を固める
- 欧米滞在は“伸びる時期”に集中する
- 全体の予算バランスが整いやすい
「同じ期間でより深い学習効果を得る」という点で、費用対効果は非常に高くなります。
④ 国際感覚が“2倍”で身につく
マレーシアのような多民族国家で過ごすことで、早い段階で異文化理解が深まり、その後の欧米留学でさらに広い世界を経験できます。
- アジア各国の学生
- 中東・南アジアなど多様なバックグラウンドの留学生
- 多文化の中で自分のアイデンティティを再認識
1カ国だけでは得られない、2つの異なる文化圏での経験は、視野を大きく広げてくれます。これこそ、2カ国留学の大きな価値です。