ホームステイ重要確認事項
以下の内容を熟読の上、ホームステイについて十分にご理解をいただくよう、お願いします。 最後のページに、ご署名と日付の記載をお願いいたします。
1. ホストファミリーの決定
ホストファミリーは、概ねご出発の1週間前頃にご連絡いたします。但し、現地の事情により、決定が遅くなる場合があります。 予めご了承下さい。
2. ホストファミリー宅の詳細な情報
現地よりホストファミリー決定連絡が入り次第、ホストファミリーの氏名、住所、電話番号等を記載した滞在先確認書をお送りいたします。ホストファミリーのプライバシー尊重のため、お知らせできる情報がごく限られたものになることもあります。ホストファミリーや、手配先の学校によっては、家族の年齢や職業などの情報を提供していない場合もございます。ご質問をいただいてもお答えできない場合がほとんどですので、あらかじめご了承ください。(例えば、プレゼントのご用意等の理由から、年齢や年代を質問される場合でも、欧米文化では年齢に応じてプレゼントを変えるという前提自体が理解されないケースがあります。)
3. お受けできるリクエスト
アレルギーを理由としたペットのいないファミリーの希望
ペットのいないファミリーを希望することは可能ですが、欧米ではペットを飼っているファミリーの方が多いため、アレルギーがある場合には、ただ「ペット無希望」ではなく具体的な動物名をお知らせ頂いた方が、適切なファミリーを見つけやすくなります。また「犬が怖い」等の場合には、「小型犬なら可」等の情報も役立ちます。ただ「ペット無」と希望された場合、滞在先が見つからなかったり、他の条件が一切考慮されなくなる可能性がありますので、ご注意ください。
4. お受けできないリクエスト
学校から近いファミリー
学校からの距離や通学手段、通学時間についてのリクエストはお受けできません。学校~ホームステイ先の通学所要時間は、各都市・各家庭によって異なります。比較的近い家もあれば、遠い家庭もございます。大抵の場合、ホームステイ先は郊外になるため、通学時間は公共交通機関を利用して平均40~60分程度かかります。
エリア指定
学校は、現地でホストファミリーとしてふさわしいと判断されたエリアのファミリーと契約をし、みなさんにご紹介をしています。特定のエリアを指定、または特定のエリアを除外したエリア指定はお受けしておりません。一部のウェブサイト、ソーシャルメディアによる情報などの中には、 短期留学生による「個人的な経験」や現地での「噂話」に基づくもの、または富裕層による視点などが含まれていることがありますので、ご自身で情報収集をされる際には、その前提でお願いいたします。日本は非常に治安が良いとされる国であり、日本人の感覚で判断をすると、確かに「治安が悪い?」と感じたとしても、現地では普通のエリアであることがありますが、学校は、ホストファミリーとして問題ないと判断されるエリアにあるファミリーをご紹介しています。
人種・宗教の指定
ホストファミリーは人種も様々で、(アジア系、白人、黒人など)、宗教についても各国、各家庭によって異なります。ホームステイ契約をする際に人種や宗教を確認したり、公開することができず、また人種や宗教、移民等のルーツを条件にしたホームステイの選定は行っておりません。
5. ホストファミリーについて
ホストファミリーでは、留学生を受け入れることによって一定の収入を得ていますが、同時に一度も会ったことがなく、また文化や生活習慣の異なる外国人を自分の家に受けいれるということは、簡単なことではありません。ホームステイは「下宿」、ホストファミリーは、「一般人」です。接客業でもシェフでも英語講師でもありません。ホテルと違い、一般家庭となりますので、各家庭によって違いがあることは当然です。しかしながら、ホストファミリーが自分の国に誇りを持ち、国際交流に興味を持ち、皆さんを受け入れてくれることに差はございません。また、受入れ家族のタイプや通学の所要時間などは、家庭滞在を通じて国際交流をするというホームステイプログラム本来の目的に何の支障もきたしません。ホームステイ滞在中の経験すべてが日本では得ることのできない貴重な学びの時間です。根拠のない偏見・差別を持ったり他人と比較したりせずに、どんな環境からでも学ぼうとする謙虚な心構えで海外生活に臨んでこそ、きっと大きな成長が得られることでしょう。したがいましてJSTでは、渡航者ご本人やそのご家族が人種差別や偏見をお持ちの場合や国際理解の真の意義をご理解いただけないと思われる場合には、ホームステイだけでなく留学のお申込み・手配をお断りする場合がございます。
家族構成について
受け入れ家族(ホストファミリ-)には色々なタイプの家族があります。共働きの若い夫婦であったり、仕事を引退された老夫婦であったり、子供がいたり、また、いなかったり、両親の揃った家庭もあれば、単身者の家庭もあります。
1家庭あたりの受入学生数
1家庭あたりの受入可能な最大学生数は、家の部屋数、ファミリーの希望、該当地域の語学学校連盟の規定等によって異なり、 ルームメイトが数名いる場合もあります。(部屋は個室です。)1家庭に7-8名の留学生が滞在する場合もあります。 また、ホストファミリーが個人的に受け入れをしている留学生もいるため、同じ学校ではない留学生が滞在する場合もあります。
同国籍学生の滞在
どのファミリーでも同国籍の学生が同時に滞在しないよう配慮をしていますが、日本人学生の多い地域や日本人の集中する時期には、 1家庭に2名以上の日本人学生が滞在することがあります。
喫煙の有無
アメリカやカナダでは、喫煙者の受入を行わないファミリーが多いため、喫煙者の場合受入ファミリーが見つかるのに時間がかかることが あります。また家では吸わなくても「臭い」のために受入を行わないファミリーもあるので、お申し込み時の申告は必要です。 また喫煙者を受け入れるファミリーでも、喫煙場所が指定されることがほとんどです。
ペットの有無
海外ではペットを飼っている家庭が多く、ペットのいないファミリーが見つかりにくくなっています。(コロナでさらにペットを飼う家庭が増えました。)一度決まったファミリーが、病気等何らかの理由で受け入れ不可になる場合もありますので、アレルギー等の理由でペット無しのファミリーが必須となる場合には、初めからレジデンスでの滞在も検討された方が安心です。
ホストファミリーへの直接の事前連絡
ホストファミリー情報には、ファミリー宅の電話番号やメールアドレスが記載されています。事前に皆さんから挨拶のメール連絡を入れていただいても問題はございませんが、ホストファミリーによっては頻繁にメールボックスを確認していていない方も多いです。返信がなかったとしても、皆さんが滞在することは学校を通して伝わっておりますので、ご安心ください。
ファミリー宅到着時の案内
ホストファミリー宅到着時は、ホストファミリーがみなさんをお迎えするのが原則ですが、急用や航空便遅延等何らかの事情で近くに住む家族や友人、同ファミリー滞在の学生がお待ちする場合があります
6. 滞在開始後のご注意点
ファミリー宅での生活
日本の家庭でも、家によって食事の時間や掃除の分担、生活リズム等異なるものなので、海外では更にその違いを感じて当然です。 生活の全てにおいて、その家庭でのやり方や国での習慣を確認して行動するようにし、また注意を受けた時にはしっかりと従うようにしてください。ただし家庭での決まりや注意事項が極端、おかしいと思われる場合には、現地学校スタッフに相談の上、判断してもらうようにしてください。
食事内容・時間帯・提供方法
ホストファミリーで提供される食事は全て手作りとは限らず、既製品や冷凍食品が使われることがあり、常に理想的な栄養的にバランスの取れた食事とは限りません。 ランチなどは、日本のようなお弁当などでなく、シンプルなものが多いです。また、家族で外食に出かけることもあるので、その際の食事方法については事前に相談するようにしてください。また常にホストファミリーが食事を食卓に整えてくれるのではなく、状況に応じて自分で温めたりすることもあります。特に「朝食」の場合には、自分で冷蔵庫や棚から取り出して用意、食事としたりすることも多いです。ホストファミリーによってはキッチンの使用(火元)を禁止しているファミリーもいます。 到着後に確認するようにしてください。
シャワー・お風呂の時間
ホストファミリーでバスタブが使えることはまずなく、シャワーくの時間も制限されることがほとんどです。特に海外では毎日洗髪をしない人も 多く、日本人のシャワー時間は長いと捉えられる傾向がありますので、ファミリーに確認するようにしてください。 (オーストラリアなどは、シャワー時間5分など時間を決められている場合も多いです。)
ファミリーの外出・旅行
ホストファミリーも急な用事や旅行の予定などで、家を離れなければならない期間が生じる場合があります。その場合には代わりに 食事の用意をしてくれる人が来る等、何らかの手はずを整えた上で家を離れるので、事前に確認、相談しておくようにしてください。
室温調整
室温調整はセントラル式、各部屋のエアコン式等、地域やファミリーによって様々です。また人によって体感温度が異なるので、 日本人だけが暑い、寒いと感じる場合もあります。話し合いの上で温度調整したり、器具を提供してもらったり、着る物を工夫することで 調整するようにしてください。
洗濯の頻度や量
洗濯は週に1度ほどが普通、方法もファミリーがまとめて行う場合、自分で行う場合等、様々です。 また、外で干さず、乾燥機で乾かすことも多いです。
ファミリーやハウスメートとのコミュニケーション
海外では日本のような「以心伝心・察する文化」はありません。英語が出来ないという理由でいつも自室にいたりすると、周りは 「1人で過ごしたい人」と判断してしまいます。(もちろんホストファミリーとの関わり方は自分次第なので、自室でゆっくり過ごすのもOK) ファミリーからいろいろ質問したり、常に気にかけたり、あれやこれやとお世話をしてくれることはありません。 話したいときは、積極的にファミリーやファミリーメートに話しかけることが大切ですが、最初みんなの輪の中に入っていきにくかったりする 場合には、「会話が苦手なので今は聞いているだけですが、私は大丈夫です。」の様に一度説明しておくと良いでしょう。 また、不満があるのに言わないことは逆に失礼にあたります。「文句」ではなく 「要望」を伝えましょう。
Wi-Fi環境
ホストファミリー宅にWiFiがある場合は、利用できます。ただし使用データ量に限りがあったり、建物の構造の理由等で、日本で使っている時ほどのスピードではなかったりすることもありますがご理解ください。
虫などについて
温暖な気候、海に囲まれた場所、自然の多い都市などは、都会・田舎に関わらず、部屋の中で虫などを見かける可能性があります。
7. 現地での変更&キャンセル
ホストファミリーの変更
滞在中のファミリーとどうしても合わない場合、また変更が必要と判断される場合には、現地到着後に滞在ファミリーを変更することが可能です。個人都合の場合は、再度、ホームステイ手配料が発生します。ただし我慢を重ねてから「今日必ず移動したい」となってしまっても、その日の内の調整は出来ないことがほとんどですので、移動を考える場合には、早めに学校スタッフに相談してください。国が違えば、習慣も違います。この違いを受け入れ、順応できるよう努めていただきたいのですが、どうしても理解できないことや問題が生じたら、一人で悩んでいても何の解決もありません。まずは、現地スタッフに相談しましょう。実際にはお互いの勘違いや誤解から「合わない」と感じていただけで、誤解が解けてその後は上手く過ごせるようになるケースもよくあります。
ファミリー側からの要請による変更
ファミリー側の事情(病気、急な予定変更等)によりファミリーの途中変更があったり、または滞在学生が再三の注意にもかかわらず ファミリー宅でのルールを守らない、ファミリーへの暴言等の理由でファミリー側から退出を求められるケースもあります。その場合には 代わりのファミリーが紹介されますが、理由によってはお手配が出来なくなる場合もあります。
条件の相違があった場合
予定されていた回数の食事が提供されない、あるはずの備品が見当たらない、事前情報や条件との相違があった場合には、 すぐに学校スタッフに相談してください。ホストファミリーの方で勘違いをしていたなど、確認をすると解決するといった可能性があります。 または他のファミリーに移動することで、解決する場合もあります。学校への報告や相談なしにそのまま過ごしてしまった場合、 返金等による補償はありません。
キャンセル
途中で自分でシェアハウスを見つけた等、滞在先のキャンセルを希望する場合には、理由の如何に関わらず学校のキャンセル規定が 適用されます。キャンセルを決める前に必ず学校への相談と、キャンセル規定の確認を行うようにしてください。