カナダの教育制度

カナダの教育制度

年齢と学年について

日本では高校は1年生、2年生、3年生という形で分けられますが、カナダでは年齢に応じて「グレード」という学年が設定されています。中学を卒業してからカナダの高校に行きたいと考える日本人留学生の多くは、15歳から16歳の間に中学を卒業します。これはカナダの高校1年生に相当する「グレード10」に該当します。
しかし、同じ学年のカナダ人生徒と一緒にスタートしたいと考える留学生の中には、「グレード11」からスタートしたいと考える方もいます。ただし、その場合、ついていくのが大変なため、「グレード10」からスタートする留学生が多いです。つまり、日本の学年より1つ下の学年からスタートすると考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、カナダの高校では年齢を重視しすぎるのは適切ではありません。それは、カナダの高校では「グレード」や「年齢」だけでなく、提出する成績証明書なども考慮に入れて、最終的な決定がなされるからです。そのため、大体は1つ下の「グレード10」からスタートするパターンが多いです。
また、州によってはグレードの分け方が微妙に異なることもあります。そのため、興味を持たれた方は、お問い合わせください。そして、自身の成績や日本の中学での成績などを基に判断してもらうのが最善の方法だと思います。

 
年齢学年(グレード)カナダ日本
13~14歳8年生 (Grade 8)Secondary School
or High School
中学校
14~15歳9年生 (Grade 9)
15~16歳10年生 (Grade 10)高校
16~17歳11年生 (Grade 11)
17~18歳12年生 (Grade 12)

※ プリティッシュコロンビア州・バンクーバーの場合の一例
※ 州・市・学区・学校によっても分け方や名称が異なる

学期制度

カナダでの留学開始時期は、日本とは異なり、主に9月からとなります。具体的には、8月の終わりから集まって説明会が開かれ、9月から新学期が始まるのが一般的です。また、カナダの学校は2学期制で、9月から始まった1学期は大体1月に終わり、その後すぐに2学期が始まります。
日本の中学校を卒業した後、すぐに4月からカナダの高校に行くのではなく、少し時間を置いてからスタートするのが一般的です。その間に自己鍛錬や英語の勉強をしたり、早めにカナダに行って語学学校で語学研修をしたりすることもあります。そして、8月の終わりにカナダに渡航し、9月から新学期をスタートする流れが多いです。
また、7月と8月の2ヶ月間は夏休みとなります。厳密に言うと、6月の後半から夏休みが始まります。この期間中にサマースクールに参加するケースもあります。さらに、春休みや冬休みも学校によっては数週間あることもあります。
学校によっては3学期制のところもあり、途中から留学を開始したい方はご相談いただければと思います。しかし、一般的には9月から、または2月からのスタートがおすすめです。特に、8月の終わり、つまり9月からのスタートは流れ的に良いと考えられます。

年間スケジュール

カナダの学校の年度は毎年9月に始まり、翌年6月までの10ヶ月です。生徒は殆どの学校でセメスター1(9月~1月)、またはセメスター2(2月~6月)から学び始めることができます。9月から留学を希望する方は、早ければその年の1月から2月、遅くとも3月から計画を開始しなければなりません。