円安に負けない留学計画
この記事を書いた人
鰐部
最近の円安の状況は驚くべきもので、多くの方から留学に関する相談を受けています。円安が強い今、どのようにスマートに留学計画を立てるか、留学計画を立て始めている方や、円安で留学を迷っている方に向けて、参考になれば幸いです。
歴史的な円安の中、私自身もこの仕事を30年続けてきましたが、これほど円安が強い状況は記憶にありません。留学計画の相談を受ける際、心苦しい思いをすることがあります。特に、「今行くべきか?それとも円高になってから行くべきか?」という質問を受けると、答えに困ることがあります。
しかし、私の意見としては、特に大学生の方は、今行ける時に行くべきだと思います。なぜなら、これから何が起こるかはわからないからです。円安に負けず、計画をスタートすべきだと思います。
それでは、円安を切り抜けるためのアイデアをいくつかご紹介します。
ワーホリorアルバイトができる国を選択する
円安を切り抜けるための一つの方法として、現地でアルバイトをするという選択肢があります。これは語学研修だけでなく、ワーキングホリデーや特定の国でのアルバイトも含まれます。
ワーキングホリデービザは、カナダ、イギリス、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリアなどの人気のある国で利用できます。また、学生ビザでもアルバイトが許可されている国もあります。例えば、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリアでは、認定された学校に通っていればアルバイトが可能です。
このように、留学しながら現地でアルバイトをすることで、一部の現金収入を得ることができます。これにより、円安の影響をある程度カバーすることが可能になります。
これまであまりアドバイスしてこなかったこの方法ですが、円安を切り抜けるための一つの手段として、ぜひご検討ください。
学校の期間や授業時間を短くする
円安の時期に留学計画を立てる際の一つのアイデアとして、留学期間や授業時間の調整を考えることがあります。多くの人が1年間の留学を希望しますが、必ずしも1年間でなければならないわけではありません。例えば、9ヶ月間の留学も十分に長期留学と言えます。
また、留学期間を9ヶ月に設定し、そのうち8ヶ月間を学習に、残りの1ヶ月間を旅行に使うという方法もあります。これにより、留学生活をより充実させることができます。
授業時間についても、通常は1日に最低5時間(午前中3時間、午後から2時間)の学習が理想的ですが、円安の時期には授業時間を1時間短くするなどの調整も考えられます。例えば、9ヶ月間の留学で最初の6ヶ月間は集中して学習し、残りの3ヶ月間は授業時間を短くするという方法です。
授業時間を短くした時間は、何もしない時間ではなく、自分の興味のあることに集中したり、調べものをしたりする時間として活用することができます。これにより、留学の中身をより濃くすることができます。
ホームステイや寮の期間を微調整する
円安を切り抜けるための一つの方法として、ホームステイや寮の期間を微調整するという選択肢があります。具体的には、ホームステイでは朝食と夕食が提供されるのに対し、学生寮では自炊が主となり、食費は別途必要となります。学生寮がホームステイよりも安いと思われがちですが、物価の上昇や円安の影響を考慮すると、実際には学生寮の費用が大幅に上昇することがあります。
したがって、ホームステイを選択し、食事を提供してもらうことで、トータルの費用を抑えることが可能です。例えば、1年間留学する場合、全期間を学生寮で過ごすのではなく、ホームステイと学生寮を組み合わせることで、費用を抑えることができます。
ホームステイの利点としては、ホストファミリーとの会話を通じて語学力を向上させることができる点が挙げられます。一方、学生寮では自分の時間を確保できるという利点がありますが、食事を自分で準備する必要があり、外食の費用も考慮すると、ホームステイの方が割安となります。
飛行機を早めに購入する
最後に、渡航費用をできるだけ抑えるための方法として、早めに航空券を購入し、計画を立てることをお勧めします。以前は、クリスマスやお盆などの特定の時期に航空券の価格が高くなる傾向がありましたが、現在では330日先まで航空券を購入することが可能です。
航空券はどんどん購入されていきますので、お値打ちな座席は早い者勝ちとなります。そのため、早めに計画を立てて航空券を購入し、発券することで、航空券をリーズナブルに手配することが可能です。これにより、留学費用をリーズナブルにまとめることができます。
出発間際になると、航空券の価格は高くなりますので、早期の計画を開始し、航空券を購入することをお勧めします。私たちは、お値打ちで安心して旅行できるフライトをご案内したいと思いますので、ぜひご相談ください。